爪を、つんもろた話

デイサービスの方が爪を切ってくれたと、嬉しそうに母が話す。

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きっとご迷惑をお掛けしてると存じますが、お世話になってる施設の方たちは、みな本当に優しいエンターテイナー。ありがたい限りです。いち認知症患者への接し方という意味でも、勉強になる。(声かけ、促し、頭ごなしに否定せず提案する、根気強く繰り返す、まず同意や共感を示す、意思の尊重、ユーモアを忘れない、etc.)

 

 

母は、デイサービスを「学校」、職員さんを「先生」と呼ぶ。送り届けてもらった後は、墓参り並みに頭を下げて拝む勢いで、礼。おりこうさん!(子ばか)

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以前と比べて、できなくなっちゃったことはたくさんある。適当な言葉が出てこない場面も、何言ってるかわけわかめな場面も、まあ、ある。でも、感謝の心や素直な情緒はあるし、むしろ空気を読む力は研ぎ澄まされてる感すらあるし、コミュニケーションは取れています、という記録。読取と解釈の嵐。おかげさまで、本人が至って明るく元気なのが救い。面白味も増し増し。ビバ、あっけらかん。

 

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