才女と中華
「だからよ!実に躍動!した!!」
二日間ほど絶食してもいいくらい食べたのに、あんなに食べたのに、
なのにー(なのにー)
なーぜー(なーぜー)
特筆すべきは、消化がスムーズだったのと、まったくもたれなかった不思議。話し合いの結果、たぶん、わりと良質な油が使われているんじゃないかという結論に達した。舌が肥えてるっぽい上品なマダム多めな客層がだったことにも、妙に納得。
「よい中華食べさせてくれるところ探している」と公言していたら、某才女が連れてってくれた、宮崎観光ホテルの「蓮花/LINPHA」さん。
なんとなんと、該店シェフは、マンダリンオリエンタル東京の「SENSE」にいらした方っていうじゃない。そこは、わたくしが人知れず日々情報収集にハゲんでいる「一度行ってみたいお店リスト」のかなり上位に食い込んでいるとこですよ!と、期待に胸膨らますくらいには権威主義的でミーハーな面も持ち合わせる前髪です。
(そして、学生のころバイトしてた小料理屋の大将に、”仲居さんていうのは、料理人が一生懸命つくった料理とお客様の中(間)に居るって意味なんだぞ。料理や店の印象は、仲居さんにかかってる部分が大きいんだぞ!”みたいな話をよく聞かされていたのをやたら思い出してしまっていたという、料理そのもの以外のとこに引きづられるってオチね〜)
自分なりに遠回しな表現を選んだツモリチサト。べつにサービス料とられてるわけじゃないし、ホテルのレストランだからって、接客のムラは、致し方アルマーニっちゅー話。(なんか文体の芸風が某Bar j◯◯◯wのマスター化してないか)
また行きたいから、エールを込めて。(誰)
こんなときこそ、味に集中できる力が欲しい。味に集中!味に集中!
(このサジが、マスオさんの同僚アナゴくんぽいとか、わけわからんこと言い始めるくらいには、注意力散漫)
写真を見ながら、料理のことを思い出していきたいとおもいます
じゃがいもと玉ねぎのスープ
なにも付けなくても、素材の味がジュワ〜
皮が、うすいのに、もっちもちー
金魚さん
ニベという地獲れの魚の上には、蒸し海老のソース。
蒸し海老の風味と旨みと甘味が濃縮された、ふぁ〜。このソースだけ白ごはんにかけて食べたい!ふぁ〜。
創作中華って、ふぁ〜〜〜。
エビチリ、マンゴーソース
海老が、でかいです。マンゴーの果肉ごろごろ。この甘さは、完全にマンゴーの濃厚さだと思われ。シャキシャキねぎが良いアクセント役。
酢豚(肉がしっかりしてた)
にく
めん
たんたんめん(このスープだいぶ好みだった)
デザート
杏仁豆腐、おいしかった。
やさしい中華、ふぁ〜。りん、ふぁ〜。
”be good vegelovers”
このお店がある街に暮らすしあわせシリーズ
外回りで荒んだ心と体に、丁寧なごはんが沁みて救われたあの日々、忘れられん。食べ物の力を本気で感じて、びっくりしたから。
以前、アグリアートMさんとお話する機会がありまして、そのときアグリアートさんの哲学、芸術作品みたいに美しい野菜たち、農業は芸術だ!みたいな、これからの農業シーンに一石を投じるような、あたらしい感性と価値観に感銘を受けたわけですが、
話していくうちに強烈にここのことを思い出し、「あ、そういうバイブスのごはん屋さん、私たまに行ってるとこ一軒ありますわ。霧島のチャゴさん」って言ったら、「あ、うちの野菜使ってくれてるよ、そこ」と言われ、びっくりしつつも妙に納得したのを覚えています。
ヴィーガンとかローフードなんて言葉を宮崎あたりでも見聞きするぜんぜん前(個人的体感)から、いわば前衛的に始め、続けてこられた”be good vegelovers”チャゴさん10周年ほんとうにおめでとうございます。
ぶーん🏍
スイーツもめちゃくちゃ美味い
箱もかわいい
紀香、友近、水餃子
ブログ記事のタイトルに統一感がなくてすいません。
たまたま観た藤原紀香さん愛之助さんの結婚会見。途中から紀香が友近にしか見えなくなり(ご夫婦が終始関西弁で会見なさってたのもツボすぎて)、むしろ紀香が友近の真似してるのでは?と思いながら笑いが止まらなかった前髪です。あーおもしろかった(ご結婚おめでとうございます)
さて、そんな3月最終日のランチは、宮崎の駅前商店街あみ〜ろ〜ど(広島通り)にある「水餃子と野菜とごはん Booza」さん
季節の植物と暖簾で、いつも素敵な装飾です。
しょうぶ学園ワークスに会えました。写真には写ってないけど、壁に掛けられた時計もきっとしょうぶ学園のもの。たかまる。
日替りのおかず三種。
大根と日向夏のレーズンマリネ
ケールとキャベツのトマトペンネ
お店のフェイスブックページやInstagramでは、この日替りおかず三種の写真が毎日こつこつ更新されてます。地のものをふんだんに使ったお料理の数々、私なら毎日献立考えるだけでも気が遠くなりそう。あの写真群を見られるだけで、ときめきます。毎日こつこつって、ほんとうにすごいこと。
そして、数種から選べる実際の定食はもっとてんこ盛り。(私はスペシャル定食にしました)
まず、水餃子二つ
できたてほやほやです
むぎゅむぎゅむぎゅむぎゅむぎゅむぎゅむぎゅむぎゅむぎゅっと詰まってます。
週替わりのおかず、新たまねぎとアジ南蛮
ごはん、卵スープ付
伝わるか、この野菜の元気さ
南蛮漬の酢まで飲み干せる美味しさ。
器もまた素敵です。
転勤で都内に行ってしまった友人が「宮崎といえばあの店だわ、宮崎がというよりブーザが恋しいわ」と、私そっちのけでこの店を夢にまで見る気持ち、わかる、わかるよー。
このお店がある街に暮らすしあわせ、かみしめていこうな!おっす!
釜揚げうどん くろ
un
deux
trois
初訪問。
めちゃくちゃ近所なのにね。
うどん党じゃないんだもん。
その佇まいや雰囲気と昼間の混み具合からして、きっと素敵なお店なんだろうなとはなんとなく視界に入ってたけど、なんてったって、うどん党じゃないんだもん。
なのにー(なのにー)
なーぜー(なーぜー)
この葱あぶらうどん、自分的うどん概念くつがえる衝撃のおいしさだった...。
愛してやまない鹿児島は茜そばの鴨南蛮くらいジューシーな出汁。やさしいだけじゃなく、じわじわくるパンチ。
えー!?
ここのすぐ近くにあるもう一軒のしこしこ麺が美味いうどん屋さんとともに、私、うどん県みやざきのなかでもだいぶいいところに暮らしているのかもしれない。
灯台下暗し。
まだまだ、修行が足りん(何の修行や)
あの赤提灯とは
でました、鉄砲。バキュンバキュン!
でました、宮崎の父こと、マスターさま。
(15年くらい、お世話になってます)
安定の「おまえ、生きちょったつか、死んだかと思ちょった」
明るい時間からお湯割りきめて申し訳
鉄板!アスパラ、しそ巻
なにかを熱弁するマスター feat.しそ巻
「おまえ、人の話を聞いちょっとか」の図
(マスターを黙らせるべく)追加オーダー
きゃー
きゃー
女は黙って魔王、ロックで
マスター手書きのメニューのなかで気になったこちら
宮崎の雲海酒造さんの酒?飲む飲む!
ちょうちん焼き?食べる食べる!
うめー!
マスターとは、お店や広島通りのお祭りなど様々な出来事の他、むかし大きな台風のとき一緒に大淀川氾濫の様子を見に行ってテレビ中継の人に邪魔です危ないですって叱られたり(私は台風だから外出したくないって言ったのに”お前どうせ暇じゃろ”って無理矢理連れ出された)、その後お宅にお邪魔して台風のなか焼肉大会したり、みんなで鹿屋の竜神祭やブルーバードティールーム(&my実家)行ったり、別の仲間たちと霧島アートの森へYESオノヨーコ展見に行ったり、いろんな楽しい思い出があります。
これからも元気で長生きしてほしい、愛すべき大事なおっさんです。
おまけ。
宮崎の旬な野菜をとじこめる、こんな素敵な水餃子屋さんがすぐ近くにできたことも含めて、マスターどんだけ持ってんだ!と。引き寄せ力だかアンテナだか知らんけど。
ずっと同じ場所で同じ景色をみているからといって、その人自身も単調になってしまうというのは、乏しい考え方だとは思っていたけど、ここまで我が持ち場から強烈な光放ち続けるってなかなかやじ(宮崎弁)。知らんけど(たまむすび)
楠並木の古本屋で珈琲時光
ある休日。
だいぶ暖かくなりお散歩日和の春某日、おもむきある宮崎県庁前の楠並木道はキママブックスさんへ、宝探しにやってきた。
ここはロンドンですか?
いえ、通りの落葉を掃除するおじさまとヤマト男子とがフレンドリーに言葉を交わす、よかとこ宮崎です。
古本や全国各地の良質なリトルプレス、絵本や洋書などがところ狭しと並ぶ店内で、その素敵さたるや妖精感いや仙人感すら醸す、名キュレーター店主さまが淹れてくださるコーヒーをいただきながら、なんかもう、夢のひとときファンタジー。ロマンティックあげーるよー。ロマンティックあげーるよー。キママブックス目線のWhat's on世界にどっぷり浸かり、満喫するわけです。あたりまえだけど、品はどんどん入れ替わるだろうし、時は流れていくからね。
本とコーヒー。
窓の外には楠並木。
うっとり。
岡本仁著「ぼくの鹿児島案内」もあっただよ。2はAmazonとかにもあるけど、1はなかなかどうして見つからなくて、いつも鹿児島のマルヤガーデンズD&Dで買ってるよ..
川内倫子「blue」もあったよ...
宝探しだよ。
@アートセンター
お目あての品物も無事入手できた上、店主さまにまたいろいろ教えてもいただき、読んでみたいとおもっていた地方の小冊子なども拝めて、知らない土地におもいを馳せたりして、宮崎にいながら旅をしたような気分を味わい、満たされるという贅沢。
欲しかった季刊誌、大人買いしたから、あしたからまた仕事がんばろ。
日が長くなりましたな。
そして、広島通りまで歩き、あの赤提灯を目指すわけです。つづく