【宮崎】オーセンチックバー続人間

🍸

f:id:okashimuze:20170727025855j:image
宮崎でいちばん老舗のバー(創業45年)。

 

謙虚さのなかに鋭く光る毒気や気品のようなものが大好きだ。鹿児島出身のマスターと、カウンターに居合わせた同県出身という紳士とともにしばし薩摩談議をば。


いぶし銀としか言いようのない距離感と間合い。心地よい緊張感。軽妙な会話。優美な所作。白衣をお召しのバーテンダーなんて何十年振りにお会いしましたが、なにか。

ていうかマダムに教えていただくまで「バーコート」を知らなくて、医者とおなじ類の白衣かと思いましたと申告したらば「お酒のお医者さんです」とマスターの粋なフォロー。

門のマスターなんかもそうだけど、こういう大人たちは私みたいなアホな若輩者でも絶対否定したり恥かかせたりしない技術と静なる情熱がすごいんだモン。ちなみに彼がNow Playingの棚にレコード置く様を「紙芝居みたい😍」と思ったことそのまま口にして常連さんの失笑をかったのは私です。

本人が気づくまで待つ忍耐力ってもはや親じゃん。いまどき上司でも中間管理職レベルじゃそんな余裕あるひと稀有じゃない?みんなそれぞれ大変ですけど知らんけど。鹿児島には親みたいな大人が多いのかなんなのか、、、
f:id:okashimuze:20170727025939j:image
話それたけど、

f:id:okashimuze:20170727030006j:image
私は一杯目にギムレットジンライム(この日は前者。写真は飲みかけ)いってその日の店と自分の様子をうかがうことが多いのだけれど、二杯目にリクエスト付きのお任せで「処方」してもらったオリジナルの「イースト・ドリーム」というカクテルがおおげさじゃなく絶妙だった。あわせてした東方見聞録の話も。
f:id:okashimuze:20170727030027j:image

(こちらイースト・ドリーム)

 


年長者の方から学ぶことは実に多種多様で、最近は特に「郷中教育」て結局なんなんだと思いを巡らすことも多かった影響か、マインドや姿勢の一つ(アティテュードってやつ?)と仮定し、どこにいても背中をみて勝手に励まされたり育っていきたくなる年長者には出会えるんだろうなって帰結。よか晩じゃった。めでたしめでたし

追伸1
こちらと、息子さんが福岡でなさってる同じ屋号のBarとが表裏になっている名刺をいただいた。「どっちが表かわからないでしょう!」とマスター笑いながら。カウンター越しの写真をお願いした後も「ワールドニュースに載りますか」と。くぅーっ

追伸2
そういえば昨今「ようこそ」という言葉で迎えいれてくれ、それが似合う店が他にいくつあるだろうか(知らん)